コロナ療養ホテルのお部屋
今回療養させていただいたのがこちら。
色々と写真を撮ったのだがSNS等アップNGだとわかったので、あえてrakutenから引用。
こんな感じの12平米の一番狭いシングルルーム。
でも明るい印象の内装でいい感じに仕上げである。
ダブルベッドの部屋やツインルームもあるようです。ご家族はそちらでしょうね。
うちは申し込みが別々だったからか、一緒にタクシーに乗ってきたけれど部屋も部屋の広さもフロアも違う。
バスルームですが、バスタブはなくシャワーのみ。
Rakuten Travelにもあるように「多機能シャワー」
上からも横からも豊富にお湯が出てくる。
「コロナ療養ホテル」それは無人のホテルだった
タクシーを降りて、すぐに中に入るよう促される。
職員さん、看護師さん、「東京都」の方、その他関係者には一切顔を合わさない。
見事に誰もいない。
入所者さんは?ずっと部屋?
いるの?いないの?
人がいないホテルって、すごく変。。。
あ〜そう言えば、タクシー降りた時職員さんをちらっと見たな。。。その頃身体キツ過ぎてあんまり覚えてない。
すっと入った無人無音スペースに、名前が書かれた書類と鍵とお茶紙コップが置いてあり、それを取って入室。
私は5階、家族は4階。
部屋で荷ほどきを始めた頃、部屋の電話が鳴る。
担当看護師さんからだ。
ありがた〜い。声だけでも姿を見ずともあんし〜ん。
この後は自分でアプリを入れて、アプリに日々の体調を朝夕入力するシステムだ。
コロナ療養ホテルのルーティン
基本ルーティン
- 7時:起床。体調チェックとアプリ入力
- 8時〜9時:朝食
- 12時〜13時:昼食
- 16時:体調チェックとアプリ入力
- 18時〜19時:夕食
時間ごとにちゃんとアナウンスがあって忘れることはない。
初日、つまり一番生活に慣れていない時、アナウンスが全く理解不可能な外国人の日本語でほんとわからなくて焦った。事務局に問い合わせようかと思ったぐらい。でも1日の終わり頃には、これはルーティンを告げるだけのアナウンスで日本語でなくてもいいぐらいとわかる。
1日3回の食事時間。この時間だけ部屋から出られるようになっている。
それ以外の時間は出てはいけません。
誰にも会わなかったわけだ。
- お弁当を取りに行く。
- 水、お茶、野菜ジュースを取ったり、コーヒー、紅茶を取ったり。
- ティッシュや歯ブラシ、スリッパ、ゴミ袋、その他アメニティを追加で取ったり。
- ゴミを捨てに行くのもこの時間だけ。
つまり唯一歩けるのがこの時間。
1日目はお弁当を取りに行くだけで疲れる。「持って来てくれればいいのに。。。」
けれど日を追うごとに、お弁当を「取りに行く」のが楽しみになる。
コロナホテル療養イメージと現実
ここで東京都の動画を見てみよう。
入所前参考にさせていただいのだが、う〜ん。
多分コロナ初期はこんなだったんだろうなぁ。今は、色々回ってないんだよね。
食物アレルギー対応
「食物アレルギー対応もしています」とはっきりうたっているし、入所案内の電話でもわざわざ「食物アレルギーにも対応していますので、とれない食材があったら教えてください」とまで聞いてくださったのに実際は無対応。
宗教や信条でとれない食材などには対応していない。家族に差し入れしてもらった。
お弁当以外
東京都の動画のように、弁当以外の味噌汁やジュース等が自由に取れるというのはイメージ動画?あるいは初期運用?
入所時、スティックコーヒー、スティックカフェオレ、紅茶ティーバッグがあったのだが、翌日カフェオレは、消えた。。。毎日食事の度に補充されてないかチェックするのだが、なかった。味覚障害というほどではないが、若干苦味を感じるようで、甘みがあるカフェオレは人気だったんだろうな。
実際は弁当、水、お茶、野菜ジュース、スティックコーヒーと紅茶。
初日、電話してきてくれた看護師さんに「理由があってお弁当の内容がちょっと厳しい」と相談して「特別に」お粥をいただいた。弁当以外の何かはあるらしいが、あくまでもお願いしていただく特別措置といった感じ。毎回お願いするのもなんだし、家族の差し入れや、自分で持ち込むのが正解。
つらかったこと
シャワー
シャワーそのものは多機能で素晴らしいのだが、その多機能を享受するには、当然だがずっと、立っていないといけない。療養中に「立っている」のは非常にキツイ。椅子があればなあと思った。
窓
観光で泊まる場合、ホテルは夜寝るだけ。けれど一日中いるとなると外の景色が欲しかった。池袋駅3分の便利な場所なのだが、窓の外は、カーテン開けられない外観。一緒に入所した家族はいい向きの広目の部屋で、窓から外を眺めていたそう。うらやましい。
シーツ
シーツですが、布ではなく不織布なのです。ベッドに座るとツルッとお尻が滑ってしまう。敷蒲団も掛布団も不織布。ビニール袋に寝ているような感覚で決して快適ではない。というか実はかなり不快だった。枕は普通に綿の枕カバー。
枕と空調と布団
枕が一個だけ、あった。実際部屋で何をするかというと、スペース的な理由でほとんどベッド上にいるしかない。特に入所直後はまだまだ弱っていることもあり、横になってテレビを見たり、本を読んだり。つまり本当を言うと、病院のベッドのような角度を調整できる高機能ベッドが欲しいぐらい。いうことをきかない体を調整するのに枕一個ではきつい。せめて2個欲しい。
空調が難しく寒いと感じた。不織布がかかった薄〜い掛布団があるのみ。
枕と布団は頼めば追加でもらえたんじゃないかなと今思う。
食べ物
汁物が一切なかった。味噌汁やスープがほしいところ。
実際人はいるのか?
はい、ごっちゃり。あれほど無人だったのに食事時間にはわらわらと人が湧いてくる。
50歳代ぐらいから小、中学生の子供と家族が多かった。
生活パターンが似ているのか、結構同じ人ばかりに出くわしてちょっと恥ずかしい。一方我が家族とは一度も会うことはなかった。
あるといいと思ったもの
部屋着
パジャマでなく部屋着。病院ではないので、パジャマで歩くのも若干はばかられる。歩くことはほとんどないとは言え、部屋着ぐらいがベストだなあ。
廊下を歩くスリッパ
お部屋にはホテルの使い捨てスリッパがある。このスリッパは古くなったら新しいものをもらうことも出来る。お弁当コーナーにあるので自由に取れる。このスリッパで廊下を歩いてエレベーターに乗って1階でお弁当もらって、ゴミ捨ててなどを1日数回やることになる。外履きのスリッパがあるとよかったなあ。
滞在するホテルや部屋によって、全く違うと思う。あくまでも私の場合です。